今日はクリスマスですね。クリスマスやお正月が近くなると私は母に言われたこの言葉を思い出すんです。
「家族ってもともと面倒くさいものでしょう？それでも、その面倒くささの中に楽しみや幸せがあるんじゃないの？
クリスマスやお正月の飾りつけだって、やらなくていいものをやるんだから面倒くさいに決まってるのよ。
でも面倒くさいからやらない、とか言ってたら、家の中も人生もつまらなくならない？
家族で楽しもうって思うから面倒くさくてもやって楽しくなって、楽しい思い出も出来ていくのに、面倒くさいって言って何もやらないなら、家族なんて要らないのよ。
家族の一人が家族の為に楽しませようとか快適に過ごせるようにしてあげようと思っていくら頑張っても、他の家族が面倒くさいって無関心だったら、家族でいる意味ないんじゃないの？
面倒くさいからって人の為に動けない、家族の為に動けないなら、そんな人は家族持たなきゃいいのよ。ずっと独身でいればいいんじゃないの？」って。
これを母に言われた当時、私は独身で本当に面倒くさがり屋で母にこれを言われてハッとさせられたんです。
昔はクリスマスツリーを出して飾ったり季節の行事を楽しむのが大好きだったのに、ある時から何もかもが面倒くさくなって無関心になってました。
クリスマスツリー？そんな面倒くさい。どうせ1カ月もしないで片付けるのにわざわざ倉庫から出してきて飾るなんて面倒くさい。
母がクリスマスツリーを出して飾り付けしてるのを見ながら、そんな面倒くさいこと、よく頑張るよなぁ?って、どこか他人事だったんです。
面倒くさい面倒くさい面倒くさい…。
こんな風に思っていたから結婚に対しても、あまり夢みるような事はなく、そんな面倒なことやらなきゃいけない結婚なんて面倒くさいことだらけじゃない？
結婚なんてそんな面倒くさい…って。笑
そんな風思ってると生きるのも面倒くさくなってくるんですよ。何で生きてるの？生きてる意味なんてあるの？なんて。人として終わっていましたね。笑
でもそんな私が子供のいる人と結婚して新しい家族の為にクリスマスパーティーの準備をするようになるんだから本当に人生って何がどうなるかわかんないし、好きな人の為なら動ける自分凄いなって自分に感心したりして。笑
メニューを考えるところから始まって買い出しから料理の準備、夫と二人で頑張って今年は家族3人でクリスマスパーティーをしました。
こんな大変なこと、自分一人だけで準備しなければいけないのだったら、ホントやってらんないし、家でクリスマスパーティーなんてしないと思います。
仏教だからとか適当な理由つけてやらない。笑
でも結婚したパートナーはクリスマスに丸ごとチキン焼かない人生なんて有り得ないってくらいクリスマスパーティー大好きな乙女おじさんなので、一緒に準備がんばりました。ケーキも作りましたよ。
買えばラクなのに添加物が気になって結局手作りしちゃうんですよね。良質なケーキだと高いし、安いのだとマーガリン、ショートニング、保存料すごい入ってるだろうし。
病気してから疲れやすくなった私にとってはかなりなハードで疲れて途中やる気なくなったときもあったけど、夫が楽しんで準備してる姿みたら、その気持ちに引きずられて気持ちも復活、私も楽しく準備できました。
終わったあとの達成感は爽快だったし、また一つ家族との思い出作り出来たかなぁ？と、面倒くさい中にある楽しみや幸せを感じる事ができて、母の言葉が身に沁みた感じです。
本当にね、キリスト教徒でもないのに家族の為にクリスマスパーティーを楽しく準備できる親御さんたちは愛に溢れてて優しくて心が健康なんだろうなぁと思いました。
