色々と点が線になった内容が満載だった。思えば苫米地さんが昔から倍音の話とか同じこと言ってたなって、あれから10年以上たって自分の経験値上がって苫米地さんが散々言ってたことが本書読んでやっと腑に落ちた。
とりあえず忘れたくないところを要約メモ
胎児は約280日、体温が38度。その構造の要は「羊水中に伝わる音波」を「脊髄から聞く」ことにある。
穏やかな海の波の数は1分間に18回、人間の呼吸も1分間18回。
魚は脊髄で音を聞く、環境が水中(羊水という液体)の胎児も脊髄(固体)から伝わる音を骨伝導で聞いている。
空気を伝わる音は1秒に約340メートル。水中は約1500メートル、固体は鉄なら6000メートルという音速。つまり羊水は空気を通して伝わる音より早く伝わる。
高温にするエネルギーは横波。羊水内、地震、電子レンジ。
羊水内は倍音で高周波が飛び交っている。振動が起こると脊髄や頭蓋骨に共鳴し胎児の血流をよくしたりする。赤血球が血管壁と摩擦を起こした摩擦熱が体温。
体内深部は39度という高体温が免疫細胞を活性化し高い免疫力を作り出している。
羊水の中で「響き」を使って細胞の成長をさせたり体温を上げたりしている。
※響き...羊水の体液の中で縦横無尽に起こる音波が「波紋」となり重なり合って「うねり」となっている状態を響きと本書では言っている
自然音は倍音を豊かに含む音
人間の耳に聞こえる音は大体2~2万Hz、聞えなくても沢山の周波数響いている、それが自然音。イルカやこうもり、フルートやバイオリン、ピアノや太鼓など。
雷の音が身体に響くのは雷の音に含まれる周波数と骨が共鳴するから。
骨の部位によって共鳴する周波数は違う。
仙骨は低温(低周波数)、頭蓋骨は高温(高周波数)に対応。
雷は高温から低温までの基音と多くの倍音が含まれているからおしりから頭にまで渡る骨のパーツに共鳴する。そして骨が震えると周囲の細胞や臓器も震える。
頭蓋骨8000Hz以上
後頭骨4000Hz
頸椎3 3000Hz
頸椎7 2000Hz
胸椎41500Hz
胸椎6 1000Hz
胸椎9 750Hz
腰椎3 500Hz
仙骨250Hz以下
共鳴とは、離れた場所にある2つの物体が同じ周波数で振動しながらエネルギーをお互いにやり取りする事。(オペラ歌手が声でガラスを割る事ができる理屈)
ストラディバリウスの音の響きは接着方法にある。
ニカワ(動物性由来の有機タンパク質でコラーゲンが母体)固まっていてもゼラチン質なので固体と液体の両方の構造を備えている。だから音波を阻害しない。
もしナットやボルトなど人工物で固定すると振動が遮断されて響きが生まれない。
強力な振動があれば発熱可能になり、発熱力を取り戻せば、自己免疫力が高められる。
古代楽器は治療のため、体内共鳴で治癒する。例えば
チベット医療のチベタンボウル、シンギングボウル
中国映画などにでてくる銅鑼(ドラ)
お寺にある鐘など全て古代に治療道具として使われていたもの。
中国最古の医学書「黄帝内経」に5000年前にチベタンボウルで病を治した記録あり。
・実際は鐘の中に入って身体を覆うように治療する
・大きな音で身体深部まで音が響くように使う
・その使う音には重低音から超高音まで倍音が含まれている事
・金属でできていて、主成分の金属が銅であること
いかに脊髄と頭蓋骨に共鳴を起こすかを目的に作られている。
そしてそれは胎児の音響環境と同じ。
古代の人は脊髄に振動を共鳴させることが治癒の要であると熟知していた。これぞ古代の叡智。
耳で聞く音は。空気を伝わり鼓膜を震わす縦波。地震でドンと突き上げるのも縦波。
エネルギーとしてみると少ない響き、身体に衝撃はあっても体温をあげることはない。
反対に骨伝導で響いた自然音(脊髄、細胞、体液が振動する音)は、横波(進行方向に対し直角に揺さぶるような向きの波)。地震で被害が大きいのもこれ。
電子レンジは横波を使用。羊水の中はさながら「ママレンジ」でもある。
羊水内は大きな横波が飛び交うからこそ細胞を育成し、尿の分子構造を分解し、胎児の血流を助け38度に保つなどできる。
火事場の火事場の馬鹿力はホルモン・アドレナリンの影響。薬物モルヒネの7倍の強さ。
ライオンがシマウマを捕獲するとき脊髄に一撃を与える。脊髄に衝撃を受けたシマウマは生命の危機と判断し麻薬作用のもつホルモンを自ら分泌して瞬時に無痛状態ときりかえ抵抗をやめる。
人間も雷などで脊髄に精髄へホルモンが分泌されて意思とは関係なく瞬間的に恐怖を感じる。
ホルモンには感情や気分に大きな影響を及ぼす強い作用がある。しかも瞬時に。
ホルモンにもたくさんの種類がある。恐怖だけでなく快楽ホルモンなど。
恍惚感=エンドルフィン、興奮や感動=ドーパミン、愛情=オキシトシン、理性・心=セロトニン、元気活力=アドレナリンetc
共鳴による骨の振動は「骨をゆるめる」働きがある。
関節をつなぐ靭帯や筋肉を緩めて骨の可動性を上げて骨の周囲や鬱側の血流を上げる。
出産も全身の骨をゆるめられないとできないので頭蓋骨が固まっていると身体が出産できないととらえて妊娠できない。つまり不妊症には頭蓋骨をゆるめることが重要。
認知症も同じ、頭蓋骨が固まって必要な血液や髄液がうまく流動できてない。
骨のゆるみは本当に大事。まさに合氣道にも通じてる。
海の波の数は1分間に18回、人間の呼吸も1分間18回。
18を2倍にすると36=人間の平熱
36を2倍にすると72=人間の心拍数
72を2倍にすると144=人間の血圧
144を2倍にすると288=胎児が胎内にいる日数とほぼ一致。
倍数の中に生命活動にはたらく数の理がみえてくる。
音楽にはリズムが大切。あっていれば心地よいけれどリズムが合っていないと身体が嫌がる。藤井風さんの「GRACE」が432Hzにこだわって作られていると知った。これで涙腺崩壊したのもGRACEかけると体が軽くなるのも納得できた。
身体の内側から体液を通って全身に響く音には、周波数だけでなく、リズム、ボリューム、時間などの要素が生命のリズムに合っているかが重要だとわかった。
そして生命を構成する音の黄金比があると考えている。
人間は無音室で暮らすと病気になって死ぬ。それは自然音が聞こえなくなる為。
自然音には細胞を生みだす作用があるから、それがないと死ぬ。
細胞は響きを受け取るだけでない。増殖分裂する過程で自ら音楽を奏でながら成長する。まるで発酵する麹のようにプスプスと音を立てる。がん細胞は響きで発熱し死滅するから響きを嫌う。生命は常に体内の水の伝える美しい音楽とともにある。
猫は響きで事故治癒させている。カギはのどを鳴らすゴロゴロ。
とりあえず今回はここまで。