CTimeSDGs部のばななんややすくんと一緒にclubhouseに消費者としてのSDGs雑談部屋を作りました。
そしたらSDGsやリサイクル事業に精通している専門家さんがお部屋に入ってきてくれて今抱えているゴミ処理問題などの話を聞かせてくれました。
(clubhouseでは規約にルーム内で話した事は口外禁止なので名前は伏せます)
ゴールとしては7,9,12,13,14に該当する内容だと思いました。
生ゴミ&プラスチックゴミ処理のお話と消費者にしてほしいお願い
・過剰包装をしない。スーパーなどで要らないものは断る
(過剰包装した方が食べ物の消費期限が伸びるメリットもあるのが悩ましいところ)
・生ゴミは水分を多く含み焼却炉の燃焼効率が悪くなるので、コンポストを使うか水分を減らしてから捨ててほしい
・紙ストローに切り替えても実は紙の方がプラスチックよりエネルギーを使う
・シャンプーなど詰め替え用は小さなものではなく業務用を買って使ってほしい
・プラスチックは再利用するほど色が黒くなっていく
(百均の黒いゴミ箱などリサイクルの末路?)
・フードロス食品ロス問題、年間2500万トンもの食品が捨てられているうちの600万トンは食べられるのに捨てている
・バーゼル条約(有害廃棄物を他国に輸出させる規制など)1月から規制厳しくなったから使用済みプラスチックをもっと国内でリサイクルしなくてはいけない
感想
私は昭和世代なので牛乳が瓶で配達されていた時代を知っています。そしてグリコ森永事件当時は小学生でした。
あの事件があったせいなのか、お菓子の二重包装、過剰包装が増えだしたのもこの頃だと記憶しています。
実際、怖くて二重包装されているものしか買わなくなりました。そう思うと過剰包装は信頼の証になっていたのかもしれません。
それから日本人ほどお土産を配る国民はいないと言われるほど日本人は他人にプレゼントをする国民性がありますよね。
実際、ディズニーランドが作られたときに、ディズニー本社は日本人がここまでお土産にお金を使うとは思ってもいなくてオリエンタルランドにお土産販売を任せてディズニー本社が失敗したと思っているようなお話を聞いたことがあります。
日本人のお土産文化は村の代表が遠方する際に餞別を持たせ見送るから、帰ってきたら土産話と一緒にお土産を渡して代表の体験を村人みんなでシェアするというような村社会の文化的背景もあるのかなと思いました。
日本人が紙袋を捨てないで一家に50枚くらいはあるというのだって風呂敷文化の名残りだというし。
そう思うと日本文化の良さがゴミ問題で仇になっているのかなと思いました。
それから生ゴミの水分がゴミ焼却炉の燃焼効率を下げている話は盲点でした。
教えてもらった話から消費者としてできることがら行動したいと思います。
経木(きょうぎ)が使い捨てプラスチックお弁当パックの代わりになる?!
あと経木を復活させようとしてる方もお部屋に入られて経木のすばらしさについて話してくれました。
経木とは、赤松などの木をかんなで0.2㎜程に薄くしたもので、おにぎりを包んだりするものです。(崎陽軒のシウマイ弁当に使われている木でできた容器の薄いバージョン)
昔は800拠点ほどあった製作所がいまでは10か所しかないらしく機械がないのが問題だとか。
感想
話を聞いていると、今使われているコンビニなどのプラスチック容器が経木になれば、問題解決に繋がっていきますよね。
昔は日本で当たり前に使われていた経木が、なぜ使われなくなったのかと考えると、今の時点で消費者は「プラスチック容器=コスパ良くて長時間清潔」というのが潜在意識にあるような気がします。
これを「経木=湿度が最適でコスパ良くて長時間清潔、しかも美味しい」とわかってもらえたら業者さんも切り替えてくれるかな?などと思いました。