抗がん剤治療に入る前、主治医に「治療前に歯医者に行って口腔ケアしてきください。虫歯があるなら治療は虫歯を治してからになります。」と指導されました。
そしてイソジン(うがい薬)も処方されました。
抗がん剤治療中は副作用で免疫力が下がるので、口内を清潔に粘膜を傷つけないようにしないと口から感染症にかかって、ひどい場合は肺炎になってしまうので予防の為とのこと。
私は虫歯はなかったので口腔ケアもスムーズ、すんなり抗がん剤治療に入れ、3か月くらいは口内なんともなかったから、口腔内を甘くみてました。
抗がん剤治療が始まって3か月目くらいしたあたりから、口の中に異変が。(꒪⌓꒪)
唾液が出なくなったんです!
食べ物が刺さる!(T_T)
ナッツなんて食べた日には鋭利な砂利を食べている感じで口の中が痛い!!(味覚もおかしい)
口の中全体がシールの裏状態で砕いた食べ物全部ひっつきますから!笑
この時は飲み物と一緒に流しこむのがデフォになってました。もう食べ物食べる事がどれだけ大変だったか。笑
それだけじゃないです。
普段大丈夫な熱さの飲み物ね、これもアウトで。
私、猫舌でもないし熱々の食べ物大好きなんですが、熱々食べたら即火傷→口内炎コースでした。
なので、治療中は物足りないくらいの温さでお茶なども飲んでいました。
これから抗がん剤治療され免疫力が下がる方は、食べ物飲み物、神経使って気をつけてください。
口内炎なってからでは治りにくくて苦労しますから。
年を取って唾液が少なくなると口から感染症になってそれが肺にいって肺炎になってしまうって事はよく聞く話ですが、抗がん剤治療でも同じなんですね。
唾液がでないことが、下手すると命とりになるなんて、そんなにも危険な事だったとは知りませんでした。
私、一度油断して免疫力下がってるのに遠出しなければならない日があって、その日の夜から、口の中全体が口内炎になって、それはそれは悲惨な辛い日々を過ごしましたよ。
もう流動食をお願いしますという感じでした。
免疫力が下がってると、ホント全然治らないですから。一度なったら治るのに10日以上かかりますよ。
世に生まれたばかりの生命力溢れる赤ちゃんは、正反対のヨダレまみれじゃないですか。
つまり唾液🤤が沢山出る人はエネルギーに満ち溢れて、唾液が少ない人は生体エネルギーが弱っているって事になるのかもしれません。
唾液なんて健康なときは気にも止めないほど当たり前に存在しているものだけど、抗がん剤治療をしておかげで、唾液の重要性を認識しました。
唾液がコーティングして身を守ってくれてるんですね。
老人ホームでも口腔ケアをしっかりしてくれるところは入居者さんの肺炎率が低いという話も聞いたことあるし、免疫力低下してるときは、外敵(細菌ウィルス)が侵入しやすい口を含む穴という穴(お尻の穴も鼻の穴も耳の穴も)自分の持つ全ての穴には気をつけた方がいいですよ。(;´д`)
別の穴で苦労した話しはまたの機会に…(*´-`)