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愛木らむ/グルテンフリー生活とフェレット愛太郎

実写版シンデレラ 感想 ネタバレ注意

私、ディズニー映画でこんなに感極まって観覧中に何度も涙したのは、この実写版シンデレラが初めてかも。

私たちが不朽の名作と呼ぶ「ローマの休日」を観るように、100年後を生きる未来の人たちがこの実写版シンデレラを不朽の名作と呼び何度も観るのだろう、と容易に思わせてくれる程の心胸打つ素晴らしい作品だと思いました。

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この実写版シンデレラのストーリーは、シンデレラが産まれた時から始まります。
これがまた良いのです。
シンデレラは商人であり資産家の父と才色兼備で優しい母、愛し合う両親から生まれました。
愛情溢れた中、知性と教養を身につけながらどんな動物にも誰にも優しく育っている最中、最愛の母が不治の病に…
その母が最期、シンデレラに
「勇気と優しさを忘れないで。勇気と優しさには魔法の力があるから。」と遺言の残します。
その言葉を胸にシンデレラはどんなときも前向きに生きていくのです。
両親がいなくなり、一緒に暮らすことになった後妻とその娘たちにどんなに虐められても…。
まさか「シンデレラ」を知らない人はいないでしょう?という程の名作なので、大まかなストーリーも見所もクライマックスも全部わかっているから、水戸黄門のように、安心感に包まれて観れたのも、普通の映画と違った楽しみ方になって良かったのかもしれません。
正直、アナ雪より感動したし、何度も観たくなる名シーンがいっぱいありました。
特に舞踏会のダンスシーンは美しすぎて何度も観ても飽きない程素晴らしくて、うっとり。
ディズニー映画に出てくるお姫さまや王女の中で、この実写版シンデレラの性格が一番好きです。
ディズニーの映画は、時代の価値観に合わせてヒロインが黄色人種や王子様のお飾りではなく政治に参加したり、多岐にわたるタイプが登場していますが、私はやはり昔ながらの王子様に見初められるお話が好きです♡

他の勇敢勝気なお姫様たちと違って奥ゆかしさがあって、でも真の強さを持っていて、男性を下支えしてきた明治の日本女性たちを連想させるので。笑

それから、この実写版シンデレラに出てくる悪役の継母も、また男性社会という時代的に仕方なかった悪役を引き受けた描写が散りばめられていて、悪者に怒りや憎さという感情が生まれなかったのが、このシンデレラストーリーを素晴らしいものしたと思います。
吹替えで観てきたのだけど、継母役の声優さんが、私の大好きなダーマ&グレックのキティだったのがまた良かった。笑
シンデレラがガラスの靴を履いて王子様との結婚が決まったときに、継母に「あなたを許すわ。」と言うあのシーンがあるのも素晴らしかったです。
50年前のディズニー映画ならば、あのシーンはないでしょう。
今21世紀になって、心の研究が進み感情が科学的に解明され始めた事で、「許し」という優しさ行為がどんな恩恵をもたらすのか認知された時代に突入した事で、それを布教させる為にも外せない名場面なのだろうと思いました。
シンデレラを、引き寄せの法則で語るなら、継母や義姉に極限まで虐められてきたことでコントラストが拡張し、キッド(王子の仮の名前)を引き寄せて結婚、王女になれたことになりますね。
そう思うと、シンデレラが幸せになれたのも反対の側面を背負ってくれた継母や義姉のおかげとも言えるでしょう。
だからこその「許し」の行為につながるのではないでしょうか。
ディズニー映画で何観ようかなと思ったときにぜひ一度は実写版シンデレラを観てほしいと思いました。