入院中、病院の食事を美味しく食べる方法

入院患者になったら病院の食事を食べることになるわけですが、病院の食事が美味しくなかったとしても、調味料を持参して駆使すれば最大限に美味しく食べられると思います。

乳がん患者さんの場合なら、ほかに病気がなければ特に食事制限はなく普通食になると思います。それならレパートリーも豊富で飽きずに食べられるかもしれません。

だけど私の場合、グルテンフリー生活をしているので、小麦アレルギー用の食事に切り替えてもらうのと、乳製品禁止の制限もお願いした(乳がんと乳製品の関係性についての問題を気にしている為)ので、普通食の献立にあるシチューやカレーもパン粉のついた揚げ物なども出ません。なので、そのまま食べるにはそれはそれは毎日単調で味気のない食事だったんです。

でも私は調味料のおかげで楽しい病院食ライフを過ごさせてもらうことができました。

そんな私が使ってた調味料や美味しく食べる方法をいくつか紹介したいと思います。

病院食をアレンジして美味しく食べる方法

お茶漬けにする

全てのおかずをご飯に乗せてお茶をかけてお茶漬けを作る。この上の画像も入院中実際に作って食べた時のお茶漬けの写真です。この日は鮭と海苔とほうれん草が出たので、鮭茶漬けにしました。（七味唐辛子とミニ梅干しとブロッコリースプラウトは持参したもの）専門のお茶漬け屋さんで食べたら800円くらいはしそうな豪華な鮭茶漬けになり大満足でした。

ご飯をおにぎりにする

持参したサランラップを使って手を汚さないようにおにぎりを作って食べていました。具は子供の頃から大好物の「おむすびころりん」や「ふき味噌」を使って、海苔は提供されたものを使っていました。お弁当を食べる感覚になって楽しかったです。

すまし汁など汁物はトムヤムクンスープに変身させる

味気ないすまし汁には、カルディで売ってるトムヤムペーストを入れてトムヤムクンスープを作って飲んでいました。いきなりタイ料理になりますデスよ。病院でアジアンテイストな食事が食べらるなんて、だれが想像したでしょう！ほんと使えます。カルディで買えるフリーズドライのパクチーと合わせたら、より美味しかったです。

お味噌汁は好みのお味噌をちょい足しすれば菌活にもなる

病院のお味噌汁ってどうせ薄いし、生きた酵母のお味噌を使っているのかも疑問です。なので私の場合は「ふき味噌」をちょい足しして飲んでいました。自分で用意した生タイプのお味噌なら生きた酵母を飲んで腸活・菌活にもなるし、みんな家では自分のお気に入りのお味噌を使っていると思うので、それらを持参していくと、病院食も家庭の味に近づけて少しはほっこりできるのではないかと思いました。

七味唐辛子は七味屋など山椒が強めのものにする

100円そこらで買える安い七味唐辛子と違って400円以上する風味の良いものがおすすめです。特に山椒が強めだと、山椒の辛み成分サンショールのもたらすしびれ効果で食べ物がおいしく感じられるので、病院食にこそ山椒をと言いたいです！祇園味幸の七味唐辛子も美味しいです（卵かけごはんに混ぜると最高です）

エクストラバージンオリーブオイルをかけてイタリアン風味にする

生食用の本物の美味しいオリーブオイルさえ選べば、あとは塩コショウだけで本場イタリアの味になるので、食事療法の観点からもここは少々贅沢でもちゃんとしたオリーブオイル（酸化しにくい良質なもの）を選んで欲しいです。おすすめはトスカーナで秋に収穫される初摘みノンフィルターのオリーブオイルです。私はオリーブオイルには昔から強い拘りがあって毎年この時期にこの業者さんから初摘みオリーブオイル1年分をケース単位で箱買いしてるのですが、小売りで手に入れたい場合、それに近いのは日清オイリオのピエトラ・コロンビナだと思います。あとは最近ではガーリック風味や燻製オリーブオイルなど香り付きのものも美味しいです。（酸化の観点で疑問ですが）。間違ってもピュアオリーブオイルは選びませんように。あれは過熱用なので。